不動産エージェント|受託責任を最後まで真っ当する

一般社団法人RE AGENTの理事をしております、小嶋啓一です。

私は、米国不動産を専門に扱うK’S SIGNATURE株式会社の代表取締役であり、米国投資協会なる米国投資の啓蒙活動団体を運営しております。私の強みは、独立系のアドバイザーとして顧客本位の投資のお手伝いする為に商品(セールス)ありきではなくサービスを主体とした顧客専用のプライベートなアドバイザリーサービスを提供しています。

そんな私の考え方とRE AGENTの「不動産業は人なり、お客様のために、正直さとおもてなしの心で」という理念が一致していることからRE AGENTの活動に協力させていただいています。特に海外で距離も時差も文化慣習の異なる米国に不動産を購入すると管理の問題、税務申告の問題などいろいろと面倒な事にも対処が必要となります。必然的に長いお付き合いとなりますので、誰から購入しても同じ不動産ですが、出来ればいつでも相談が出来て信頼できる方が必ず必要となります。

1、【RE AGENT】で実現したい事

私が携わっている米国不動産の取引では、不動産エージェントの役割が大変重要な位置を占めます。売り手も買い手も直接顔を合わせたり、交渉事などのやり取りをしたりする事はなく、総てはエージェントが売主或いは買主の代理人として責任を持って交渉に当たるのです。

それだけ、売主又は買主から権限を付与されると同時に顧客への忠誠、信任義務(フィデューシャリーデューティー)を負う事になります。その為に例えば1人のエージェントが売り側、買い側の双方代理人となる事は、利益相反となる可能性がある為に原則的には禁止されています。また、情報の透明性が高く、それぞれの専門家が分業で一つの取引に関与する為に安心で安全な取引を行う事を実現しています。

それだけに、組織の看板ではなく、人の繋がりで大きな仕事が出来るのが大変魅力です。このように、会社という組織中心から「個人=人」が中心となり、取引が行われる所に醍醐味を感じています。このようなエージェントが活躍する仕組み風土が日本で広まる事に寄与していけたらと考えています。

2、米国エリアの「不動産エージェント」で最近の気づき

主に西海岸を中心にして東海岸やハワイなどでも取引経験を積んでいますが、今回、コロナ禍でのNY不動産の購入と融資付けには大変苦労をしている状況です。米国は合衆国であり、つまり50州それぞれに法律も税法も異なる事から、各エリアでの専門性と経験が必要となります。コロナ禍により融資審査スピードも影響ありましたが、NYでは新築のコンドミニアムの販売状況も大きな影響が出ており、それがアプレイザルなど融資審査面でも大きな影響が出ています。

また、中国人の融資審査書類の改竄などによる事件が過去に多発した為に、非居住者に対する融資プロセスの厳格化と、銀行提出書類の量とその詳細な要求に驚きを隠せません。西海岸でのエスクローを通じた取引と東海岸の弁護士を代理人としての取引では大きく異なり、その違いを理解していたにも関わらずこのコロナ禍では、かなり想定外の事態を経験する事になりました。果たしてこのトラブルは、「どのように解決できるのか?」なかなか出口の見えない中で久しぶりの難局に直面対応している状況です。

顧客からの信頼もありますので受託責任を最後まで真っ当するつもりです。