海外不動産取引における不動産エージェントとその役割とは?おさえておくべき3つのポイント

こちらの記事をお読みの方の中で、海外不動産の購入を検討しているけど、どのように進めたらいいか分からない方も多いのではないでしょうか。

日本国内ならともかく、海外となるとそもそもその国の特徴について把握できていない事が多く、どのようにして物件を選んだらいいのか、購入流れについてももっと未知な世界と言えるでしょう。その時に最も大きな役割を果たしてくれるのが海外不動産エージェントです。

では、信頼できる海外不動産エージェントをどのように選んだらいいのか、選ぶときには注意すべきポイントはどのようなことなのでしょうか。

こちらの記事では、アメリカ不動産エージェントをやっているが、海外における不動産取引で不動産エージェントがどのような役割を果たすのか、信頼できるエージェントの選び方などについて解説していきます。これから海外不動産の購入を検討されている方は、ぜひ最後までお付き合いください。

1、海外不動産取引でエージェントはどのような役割を果たすのか

海外では不動産取引を行うときに、一般的に不動産エージェントを利用します。

不動産エージェントが海外で不動産取引の際に果たす役割には、以下のようなものがあります。

(1)買い手または購入物件の情報収集

不動産を買いたい場合には希望に合った物件を、売却したい場合には希望に合った価格で購入してくれる人または法人などを探す必要があります。

しかしその情報量は膨大で、なおかつ日本に居ながら多くの有益な情報の収集を個人で行うことは難しいでしょう。

しかし現地、もしくは日本にいながら情報収集することができる海外不動産エージェントに依頼することによって、効率よく有益な情報を収集することができます。

(2)物件の売却・購入手続き

海外での不動産取引の手続きを行う際には、その国の不動産取引に関する法律や明文化されていない慣例に則って行わなければなりません。

海外不動産エージェントはこのような法律や明文化されていない慣例を熟知しているため、手続きを円滑に進めるサポートを行ってくれます。

(3)不動産取引における相談に乗ってくれる

海外不動産エージェントとは、不動産の売るまたは買う人の側に立ってさまざまなアドバイスを提供してくれます。

価格設定が適正なのか、どんな情報を見るべきか提供すべきか、相手との交渉など全て対応してもらうなど、大きな役割をはたしてくれるので、安心して取引することができると言えます。

2、海外不動産エージェントを利用する3つのメリット

海外における不動産取引で不動産エージェントを利用するメリットには、以下のようなものがあります。

(1)その国の不動産取引に関する法律に関してアドバイスしてもらえる

上記にも少し触れましたが、海外で不動産取引を行うときには、その国の不動産取引に関する法律や慣例に則って行わなければなりません。

初めて海外不動産の取引をする際には、知らないことだらけで、何から始めたらいいのかも分からない方も多いでしょ。海外不動産エージェントはこのような事柄を熟知しているため、専門的な観点からアドバイスをもらうことができます。

一から流れを説明してくれますので、安心してスタートすることができると言えるでしょう。

(2)自分の希望に近いまたは合致した物件を効率的に見つけることができる

海外不動産エージェントの役割のなかには、効率よく情報収集することができることもあります。

海外不動産エージェントは現地の膨大な物件や買い手の情報の中から依頼者の希望に近い、または合致した情報を選別して依頼者に届けてくれるため、自分で情報収集を行うよりも効率的に有益な情報を手にすることができます。

日本国内ならともかく、海外となると言葉の壁などハードルが高くなりますので、ご自身ではなかなか思う通りにできないことも多く、そのような悩みは海外不動産エージェントは大きな役割を果たしてくれます。

(3)不動産取引リスクを低くおさえることができる

海外不動産となると、その国の風習だったりなど把握できてないことが多くあります。日本の場合は登記などきちんと手続きできていますが、東南アジアなどの国では登記が定められていないなど、リスクが大きいケースもあります。

その時はその国の不動産取引に熟知している海外不動産エージェントに依頼することによって、そのようなリスクをおさえることができ、より安心して取引することができます。もちろん、エージェントの中でも経験さなどの個人差がありますので、取引実績などを事前に確認するようにしましょう。

3、信頼できる海外不動産エージェントの選び方

最後に信頼できる海外不動産エージェントを選ぶ際の、4つのポイントについて解説していきます。

(1)現地の言葉と日本語の両方が堪能であること

海外で不動産取引を行うときには、情報を正確に知ることが非常に重要です。

そのためには、不動産エージェントとスムーズに意思の疎通ができることが絶対条件となります。

不動産エージェントは現地の言葉を駆使して正確な情報を手に入れ、日本語で正しく依頼者に伝えなければなりません。

そのため、現地の言葉と日本語の両方が堪能であることが重要になります。

(2)現地の不動産取引に関する法律や明文化されていない慣例を熟知していること

海外では、当然のことながら不動産取引に関する法律や慣例は日本と異なります。

そのため、このような事柄を熟知している不動産エージェントを選ぶ必要があります。現地に滞在経験があるのか、実際の取引実績などを確認するようにしましょう。

(3)物件取引終了後のサポートも行ってくれること

海外に限った話ではないのですが、不動産取引が終了した後に問題が起こるケースもあります。

そのような場合に備えて、取引が終了した後であっても問題や疑問が生じた際にはサポートしてくれる不動産エージェントを選ぶことをお勧めします。

(4)現地の不動産投資に関する知識や経験が豊富であること

海外で不動産投資を行う場合には不動産取引の法律や慣例だけではなく、不動産投資に関する知識や経験が豊富な不動産エージェントを選ぶ必要があります。

知識と経験が豊富な不動産エージェントに依頼することで、不動産投資を有利に行うことができる可能性が高まり、失敗するリスクもおさえることができます。

まとめ

ここまで、海外で不動産取引を行うときに不動産エージェントが果たす役割、依頼すると得られるメリット、不動産エージェントを選ぶときに注意しなければならないポイントについて解説してきました。

海外不動産エージェントは単に不動産取引のサポートを行ってくれるだけではなく、現地と日本人の依頼人の橋渡し役になってくれる重要な存在です。

海外不動産エージェントの役割をしっかり理解した上で、こちらの記事で解説した内容を参考にして頂けますと幸いです。