信頼できる不動産エージェントを探すには?おさえておきたい3つのポイント

日本国内外を問わすに不動産取引を行う際に、依頼人の立場に立って不動産取引の手続きや交渉を行ってくれるのが不動産エージェントです。

そんな中で、信頼できる不動産エージェントを探すには、どのような方法があるのでしょうか。

また不動産エージェントを探す場合に、注意すべき点などはあるのでしょうか。

こちらの記事では、不動産エージェントを効率よく探す方法や信頼できる不動産エージェントを探す際の注意点などについて解説していきます。ぜひ最後まで読んで頂き、不動産エージェントを探す際に参考にしていただけますと幸いです。

1、不動産エージェントを探す方法

自分に合った不動産エージェントを探す方法には、以下のような方法が挙げられます。

(1)インターネットで探す

日本には不動産エージェント制度はまで普及していない関係で、エージェントを紹介するサイトはまだ少ないですが、「不動産エージェント」で検索すればいくつかのサイトがあります。例えば当協会では不動産エージェント制度を推進しており、代表、役員などのプロが登録しております。ぜひ一度ご覧ください。

(2)実際に不動産エージェントを利用した人に紹介してもらう

身近に不動産エージェントを利用したことがある人がいたら、その人に不動産エージェントを紹介してもらうということも、失敗の少ない不動産エージェントを探す方法です。

実際に不動産エージェントを利用した人であれば、そのサービスに満足した不動産エージェントを紹介紹介してくれるので、信頼できる人とも言えるでしょう。

ただし、紹介された不動産エージェントのスキルが高くても、人間としての相性が合わないケースもあるため、その点に注意が必要です。

2、信頼できる不動産エージェントの選び方

実際に不動産エージェントを探す時に、信頼できるかどうかはどのようなポイントに注意する必要があるのでしょうか。

以下にてその注意すべき4つのポイントをまとめました。

(1)業界歴が長い、知識が豊富

不動産取引をスムーズに行うためには、不動産取引を行う国の複雑な法律や、独自の慣例などを熟知している必要があります。

そのため、業界歴が長く豊富な経験と実績を持っていること、不動産取引を行おうとする国での滞在歴や不動産取引の実績があること、不動産取引はもちろんのこと不動産投資についても十分な知識を持っていることが重要になります。

このような不動産エージェントを探すことで、不動産取引をスムーズに行えるばかりか、不動産投資の場合は、適切な投資プランを提案してもらうことで、より効率よく資産形成することができ、失敗するリスクを低く抑えることができます。

(2)押し付けるような営業をしない

不動産エージェントは、自分のスキルを自負して仕事されている方が一般的です。

そのため、自分から押し付けるような営業をしない方がほとんどです。きちんとお客様の需要を読み取って、成功させる自信があるからです。

とは言え、成約しないと報酬をもらえないので、押し付けるような営業をしてくるエージェントには注意する必要があります。

(3)自分との相性がいい

不動産取引を行う場合には、数か月という長い期間を必要とします。

数カ月間も打合せをしたり、物件を見に行ったりするので、人間的な相性が合うかどうかという点も非常に重要になってきます。

どんなに長い経験を持っていたり、実績を積んだりしている不動産エージェントであっても、相性が合わない人と数か月にわたりお付き合いするのは、精神的にも負担が大きいものです。

不動産エージェントを探す場合に、経験や実績は重視すべきものですが、それと同じぐらい相性が合う人を探すということも重要になってくるのです。

(4)丁寧な対応ができる

依頼人に対して丁寧な対応ができるという点も、不動産エージェントを探す際の重要なポイントとなります。

丁寧な対応をしてくれるかどうかについては

  • 親身になって対応してくれる
  • メールや電話への反応が迅速
  • 質問にきちんと回答してくれる

など、ご自身が不動産エージェントの対応において重要視しているポイントをクリアしているかどうかを見極めましょう。

3、不動産エージェントを利用する際の注意点とは

この不動産エージェントに依頼したい!と思える不動産エージェントが見つかったら、以下の点に注意して依頼を行いましょう。

(1)専属契約を結んだ後は他の不動産エージェントに依頼をしない

不動産エージェントと専属契約を結んだ場合には、さらに他の不動産エージェントと契約してはいけません。

他の不動産エージェントと二重に契約を交わしてしまうと、不動産エージェントからの信頼を失ってしまいます。

そのため不動産エージェントと専属契約を結ぶ場合には、慎重に慎重を重ねてその人の能力を見極め、全面的に信頼できる不動産エージェントと契約を行うようにしましょう。

(2)不動産エージェントと契約書を取り交わす際は内容をよく確認する

不動産エージェントと契約書を取り交わす場合には、その書類がどのようなものであるかをしっかりと確認しておくようにしましょう。

特に専属エージェント契約の書類にサインする場合には、慎重に内容を確認して、納得してからサインを行うことが重要です。

専属エージェント契約に関する書類にサインすると、契約書で定められた期間はその不動産エージェントのみを介して不動産取引を行わなければならなくなるため、他のエージェントと契約することができなくなってしまいます。

(3)自分で見つけた物件も不動産エージェントのセカンドオピニオンを受ける

不動産エージェントが提案してくれる物件以外にも、自分で見つけた物件に心惹かれることもあるでしょう。

そのような場合に、不動産エージェントを介さず独断で購入を決めてしまうのではなく、必ず経験豊富な不動産エージェントのセカンドオピニオンを受けることで、失敗するリスクを低く抑えることができます。

まとめ

ここまで、不動産エージェントの探し方と、探し出した不動産エージェントと契約するときに注意すべき点などについて解説してきました。

不動産エージェントは日本ではまだ浸透し始めたばかりの存在ですが、海外では非常にメジャーな存在で、不動産取引の際には必ずと言っていいほど必要とされる職業です。

そのため、日本人が不動産エージェントを探したり、利用したりする際にはまず不動産エージェントという存在についてしっかりと予習しておくことが重要です。

そうすることで、有能な不動産エージェントを探すことができ、不動産取引や不動産投資を有利に進めることができる可能性が高まります。

ここで解説した内容を、有利な不動産取引や不動産投資の一助としていただければ幸いです。